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病院の夜勤

テーマ: 病院の夜勤

生成日時: 2026/01/17 00:00


# 病院の夜勤 看護師として働いて五年。夜勤にも慣れたつもりだった。 その夜、三階の病棟を巡回していた。消毒液の匂いと、機械の電子音。廊下の非常灯が、薄緑色の光を落としている。 廊下の奥に、誰かが立っていた。 患者だろうか。でも、この時間に廊下にいるのはおかしい。近づいてみると、女性だった。病衣を着ている。背中を向けて、窓の外を見ている。 「どうされましたか」 声をかけた。女性は振り返らない。 「お部屋に戻りましょう」 肩に手を置こうとした。その時、女性が振り返った。 柊さんだった。 三〇五号室の柊さん。昨日、退院したはずの患者。確かに退院手続きをした。自分で見送った。 「柊さん?」 彼女は何も言わなかった。ただ、微笑んだ。そして、病室の方へ歩いていった。 私はナースステーションに戻り、カルテを確認した。 柊さんの記録。入院日、診察記録、そして——退院日の欄が空白になっていた。代わりに、別の日付が書かれている。 死亡日。昨日の日付。 私は三〇五号室に走った。ドアを開ける。ベッドは空だった。でも、枕元に何か置いてある。 ノートだった。開くと、細かい文字でびっしりと何かが書かれている。日記のようだ。最後のページには、今日の日付。 「今夜、会いに行きます」 廊下から、足音が聞こえた。こちらに近づいてくる。 ナースコールが鳴った。三〇五号室から。